豊島区巣鴨 A・S様
遺産整理
お墓は遺産じゃない?~お墓の相続~
- 項目:
- 相談
相談内容
「もういや!相談してもいいですか」というメールとともにzoom面談の予約をしてくださったAさんのお話をしたいと思います。
Aさんは40代の専業主婦。
ご主人とお二人のお子さんに恵まれて幸せに暮らしていたそうですが、ご主人のお父様が亡くなって環境激変。
※義理のお母様はご主人を生んですぐに病気で亡くなったので、Aさんにとっての義理のご両親はお父様のみです。
ご主人はお義姉様とお義父様の相続でもめるようになってしまったのです。
ご主人はお義父様からわりに甘やかされて育っていて、大学を卒業してからも「やりたい仕事がないから」という理由でフリーターをしていました。
その間ずっとお義父様がご主人の面倒を見ていました。
かたやお義姉様はバリキャリ、若いころ結婚したものの離婚、現在はシングルマザーとして一人息子を立派に育てています。
そんな二人はお義父様が健在の間はお義父様を思いやってかけんか一つしなかったのに、亡くなってから二人の仲は一気に険悪に。
お義姉様曰く「あなた(=ご主人のこと)は昔から家のお金をずーっと食いつぶしてきたのだからせめてお墓ぐらいはあなたが面倒みなさい」
しかしご主人曰く「俺は確かに親父の世話になってきたけど、病気になってから親父の面倒をみてきたのは俺だぞ、姉さんは何一つしてないじゃないか」
お義姉様「お父さんのお金をさんざん使ってきたんだもん、当たり前でしょ」
ご主人「姉さんこそお墓どうするんだよ、離婚してて入るところないだろう、自分だって困るくせに俺一人に押し付けるのはおかしいだろう」
ということでけんかに収拾がつかなくなってしまいました。
そんなAさんがご主人から言われたのが、『どうにかして義姉とふたりでお墓を相続する方法はないのか』ということでした。
Aさんは「わたしは正直ふたりの姉弟げんかにはうんざりしてるんです。お墓の面倒を見るもみないもどちらでもいい。ただ義父が気の毒で…。なんとか主人と義姉でお墓を相続することはできますか」
Aさんは40代の専業主婦。
ご主人とお二人のお子さんに恵まれて幸せに暮らしていたそうですが、ご主人のお父様が亡くなって環境激変。
※義理のお母様はご主人を生んですぐに病気で亡くなったので、Aさんにとっての義理のご両親はお父様のみです。
ご主人はお義姉様とお義父様の相続でもめるようになってしまったのです。
ご主人はお義父様からわりに甘やかされて育っていて、大学を卒業してからも「やりたい仕事がないから」という理由でフリーターをしていました。
その間ずっとお義父様がご主人の面倒を見ていました。
かたやお義姉様はバリキャリ、若いころ結婚したものの離婚、現在はシングルマザーとして一人息子を立派に育てています。
そんな二人はお義父様が健在の間はお義父様を思いやってかけんか一つしなかったのに、亡くなってから二人の仲は一気に険悪に。
お義姉様曰く「あなた(=ご主人のこと)は昔から家のお金をずーっと食いつぶしてきたのだからせめてお墓ぐらいはあなたが面倒みなさい」
しかしご主人曰く「俺は確かに親父の世話になってきたけど、病気になってから親父の面倒をみてきたのは俺だぞ、姉さんは何一つしてないじゃないか」
お義姉様「お父さんのお金をさんざん使ってきたんだもん、当たり前でしょ」
ご主人「姉さんこそお墓どうするんだよ、離婚してて入るところないだろう、自分だって困るくせに俺一人に押し付けるのはおかしいだろう」
ということでけんかに収拾がつかなくなってしまいました。
そんなAさんがご主人から言われたのが、『どうにかして義姉とふたりでお墓を相続する方法はないのか』ということでした。
Aさんは「わたしは正直ふたりの姉弟げんかにはうんざりしてるんです。お墓の面倒を見るもみないもどちらでもいい。ただ義父が気の毒で…。なんとか主人と義姉でお墓を相続することはできますか」
サポート内容
実はお墓は遺産ではありません。
個人の遺産を分けるには、法律で『法定相続』だの『遺産分割』だの『相続放棄』だのといういろんな決まりがありますが、お墓は遺産ではないので法律は一切関与しないのです(日本人の死生観がものすごく色濃く反映されていると言えるでしょう、『無縁仏』って聞くと切ない気持ちになる方が大半ではないでしょうか)。
お墓は遺産じゃないため、相続放棄をしても遺産を相続しても『祭祀承継者』になれます。
お墓を管理してらっしゃる方ならよくご存じだと思いますが、檀家さんはやることがいっぱいあります。
宗派によっても全然違う…(我が家の場合、檀家さんは毎年7月28日にお施餓鬼という儀式がありますが、どこの宗派でもあるとは限りません)。
現在の法律が定まるよりももっとずっと前に仏教や死生観は存在しているので日本人にとってはなかなか『かくあるべし』という風に仕組みを考えづらいところではあったと思います。
『お墓に法律介入せず(というか宗派によって全然違うので『できず』)』です。
担当者はAさんにそのことをお伝えし、「まずは菩提寺のご住職にご相談するのがいいと思います」とお伝えしました。
Aさんは「お墓に法律は介入しないのですね…、なるほど、主人に伝えます」とおっしゃいました。
後日担当者あてにAさんから『無事ご主人とお義姉様でお墓を守ることになりました』というメールが。
ご主人もお義姉様もなんやかんや言いつつお墓が大切だったようで、姉弟げんかの末二人はこれまでにないぐらい仲良くなったとのことでした。
どなたがお墓を継ぐのかについて法律は関与していません。
ご家族での話し合いと感情の整理が大切になってくると思います。
関連記事
コラム①:【相続放棄したらお墓はどうなるの?】
コラム②:【お墓は誰が相続するの?承継の手続きも解説】
コラム③:【墓じまいの手続きを解説】
個人の遺産を分けるには、法律で『法定相続』だの『遺産分割』だの『相続放棄』だのといういろんな決まりがありますが、お墓は遺産ではないので法律は一切関与しないのです(日本人の死生観がものすごく色濃く反映されていると言えるでしょう、『無縁仏』って聞くと切ない気持ちになる方が大半ではないでしょうか)。
お墓は遺産じゃないため、相続放棄をしても遺産を相続しても『祭祀承継者』になれます。
お墓を管理してらっしゃる方ならよくご存じだと思いますが、檀家さんはやることがいっぱいあります。
宗派によっても全然違う…(我が家の場合、檀家さんは毎年7月28日にお施餓鬼という儀式がありますが、どこの宗派でもあるとは限りません)。
現在の法律が定まるよりももっとずっと前に仏教や死生観は存在しているので日本人にとってはなかなか『かくあるべし』という風に仕組みを考えづらいところではあったと思います。
『お墓に法律介入せず(というか宗派によって全然違うので『できず』)』です。
担当者はAさんにそのことをお伝えし、「まずは菩提寺のご住職にご相談するのがいいと思います」とお伝えしました。
Aさんは「お墓に法律は介入しないのですね…、なるほど、主人に伝えます」とおっしゃいました。
後日担当者あてにAさんから『無事ご主人とお義姉様でお墓を守ることになりました』というメールが。
ご主人もお義姉様もなんやかんや言いつつお墓が大切だったようで、姉弟げんかの末二人はこれまでにないぐらい仲良くなったとのことでした。
どなたがお墓を継ぐのかについて法律は関与していません。
ご家族での話し合いと感情の整理が大切になってくると思います。
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