相続相談×公道事務所＝未来への想い、安心の実現へ 運営者：司法書士法人公道事務所

Ａさんから「相続登記をお願いします」と依頼されたのは、二年前のこと。

「相続手続きをしなきゃいけないと思っていたのですが…どこからどう手をつけていいいかわからないし、父が亡くなって３ヶ月もたたずに母が亡くなったので誰に相談していいのかわからななかったんです」とＡさんは本当に困ったという風におっしゃいました。
担当者はＡさんに家族構成をお聞きしました。
すると、「父母と私です」というお返事が。
担当者がご自宅の登記簿を確認すると、Ａさんのお父様の名義になっていました。
「わたしももう独立しているし相談相手もいないし。どうしたものかなと思っていた時にお邪魔した不動産屋さんの甲さんに御社を紹介していただいたんです。どのような手続きが一番いいのですか」とＡさんはおっしゃいました。

担当者はＡさんにご実家をどうしたいのかお聞きしました。
「さすがに実家と今の家を保つのは難しいので実家を売却したいと思っているんです」とＡさんはおっしゃいました。
「でしたらまず相続手続きで名義を変える必要がありますよね」と担当者がお話すると、「そうなんです」とＡさん。　
「なので甲さんにご相談したところ御社を紹介していただいて、今後のご相談ができればと思ったんです」とおっしゃいました。

担当者は亡くなったお母様とＡさんの間で何かお父様の遺産の分け方について話し合いがあったかお聞きすると、「いえ…、母もわたしもなにせ初めてのことでしたし、母はすでに闘病中でそれどころではなくて」とのお返事。
担当者は「まず、ご実家をお母様とＡ様名義にしてからお母様名義のところをＡ様名義に変える手続きをすることになります」とご説明しました。
Ａさんは「ふーん、よくわからないけれどそういうものなのですね、では手続きよろしくお願いいたします」とおっしゃいました。

担当者はまず戸籍を集め、亡くなったＡさんのお父様が所有する土地建物を探しました。
見つかったのはＡさんがおっしゃっていた東池袋のご実家だけでした。
担当者はさっそく名義変更手続きを豊島区の法務局に二つ続けて申請しました。
一つはＡさんのお父様の名義を亡くなったお母様とＡさんに変える登記、二つ目は亡くなったお母様の名義をＡさんに変える登記です。

３週間後無事手続きが終わり、担当者はＡさんからお礼の言葉をいただきました。
Ａさんは「一人っ子っていろいろ面倒なんですね、調べてみていろいろわかりました」と笑いながらおっしゃっていたのが印象的です。



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