新潟県 J,N様
相続登記
相続人が23人もいたケース
- 項目:
- 戸籍の収集
- 項目:
- 遺産分割協議書の作成
- 項目:
- 相続登記
相談内容
かれこれ3年ほど前の春のこと、Nさんがご相談にいらっしゃいました。
ご主人が5年ほど前に他界し、Nさんにはご主人が一生懸命働いて建ててくれたマイホームと銀行の預貯金が残されました。
お二人は子宝には恵まれなかったもののご近所でも有名な「おしどり夫婦」で、いつも一緒におでかけしていらしたそうです。
ただお二人とも地元から遠く離れたところで独立し家庭を築いたためご実家との行き来はほとんどなく、親族とは何年かに一度冠婚葬祭で会うのみ、年を取ってからはますます足が遠のく一方でした。
Nさんはご主人から「10人兄弟がいる」とは聞かされていたけれど、実際にご兄弟全員とは会ったことはなく、詳しいことは何も知りませんでした。
子供がいない場合ご主人の相続人になるのはNさんとそのご兄弟らしいということは何となく聞きかじって知っていたものの、どこをどう手をつけていいかさっぱりわからない、
ご兄弟のなかには既に亡くなったいる人もいるかもしれないし、相続人が何人いるかわからない。
相続手続きをしなければいけないことはわかっていたけれどなかなか手をつけられないまま時間が経ってしまった、相続手続きをお願いします、という相談内容でした。
ご主人が5年ほど前に他界し、Nさんにはご主人が一生懸命働いて建ててくれたマイホームと銀行の預貯金が残されました。
お二人は子宝には恵まれなかったもののご近所でも有名な「おしどり夫婦」で、いつも一緒におでかけしていらしたそうです。
ただお二人とも地元から遠く離れたところで独立し家庭を築いたためご実家との行き来はほとんどなく、親族とは何年かに一度冠婚葬祭で会うのみ、年を取ってからはますます足が遠のく一方でした。
Nさんはご主人から「10人兄弟がいる」とは聞かされていたけれど、実際にご兄弟全員とは会ったことはなく、詳しいことは何も知りませんでした。
子供がいない場合ご主人の相続人になるのはNさんとそのご兄弟らしいということは何となく聞きかじって知っていたものの、どこをどう手をつけていいかさっぱりわからない、
ご兄弟のなかには既に亡くなったいる人もいるかもしれないし、相続人が何人いるかわからない。
相続手続きをしなければいけないことはわかっていたけれどなかなか手をつけられないまま時間が経ってしまった、相続手続きをお願いします、という相談内容でした。
サポート内容
こういった場合にまず心配なのが、時間が経ってしまった故に、枝分かれするように相続人の数が増加し、相続人の確定に時間がかかってしまうことです。
このケースでは、祖父の出生から死亡までにいたる戸籍の収集から始める必要があり、手続が煩雑なため、ご本人ではなく、当事務所が司法書士の権限で戸籍の収集にあたりました。
本件でお調べした相続人の数は全部で23名、取得した戸籍は合計で34通にもなり、相続人の確定だけで1ヶ月程の時間がかかりました。
遺言書がないケースでは、不動産の名義人を変更したり、預貯金の解約をするには23人全員の実印と印鑑証明書が必要となります。
そこで、相続人の方々お一人お一人に現在の状況とこれまでの経緯、遺産の分配方法について誠意をもってご説明しました。
今回の遺産の分配方法は、不動産を妻(すなわちNさんのことですね)が単独で取得し、預貯金については相続人の方全員で法定相続分にしたがって取得するという内容でした。
突然降ってわいた話に相続人の方々は大変戸惑ってらっしゃるご様子でしたが、「手続きに協力する」というお返事をいただきました。
Nさんが相談にいらしてから、すべての手続きが完了するのに2か月半かかりました。
今回のケースのように、亡くなった方が高齢で子供がいない場合の手続きは複雑になりがちです。
戸籍の取り寄せも膨大な量になりますし、今まで面識のなかった親戚が相続人として登場することも珍しくありません。
今まで面識のなかった相続人に状況や要望を冷静に説明し対応できるかについては向き不向きがあると思います。
しかし、第三者である専門家が法律の規定や手続きについて丁寧に説明し、協力していただくほうが無用なわだかまりを残さず将来に繋がる解決ができるはずです。
このケースでは、祖父の出生から死亡までにいたる戸籍の収集から始める必要があり、手続が煩雑なため、ご本人ではなく、当事務所が司法書士の権限で戸籍の収集にあたりました。
本件でお調べした相続人の数は全部で23名、取得した戸籍は合計で34通にもなり、相続人の確定だけで1ヶ月程の時間がかかりました。
遺言書がないケースでは、不動産の名義人を変更したり、預貯金の解約をするには23人全員の実印と印鑑証明書が必要となります。
そこで、相続人の方々お一人お一人に現在の状況とこれまでの経緯、遺産の分配方法について誠意をもってご説明しました。
今回の遺産の分配方法は、不動産を妻(すなわちNさんのことですね)が単独で取得し、預貯金については相続人の方全員で法定相続分にしたがって取得するという内容でした。
突然降ってわいた話に相続人の方々は大変戸惑ってらっしゃるご様子でしたが、「手続きに協力する」というお返事をいただきました。
Nさんが相談にいらしてから、すべての手続きが完了するのに2か月半かかりました。
今回のケースのように、亡くなった方が高齢で子供がいない場合の手続きは複雑になりがちです。
戸籍の取り寄せも膨大な量になりますし、今まで面識のなかった親戚が相続人として登場することも珍しくありません。
今まで面識のなかった相続人に状況や要望を冷静に説明し対応できるかについては向き不向きがあると思います。
しかし、第三者である専門家が法律の規定や手続きについて丁寧に説明し、協力していただくほうが無用なわだかまりを残さず将来に繋がる解決ができるはずです。
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